長野市で玄関ポーチタイルの補修
玄関のタイル、ステップ部の補修です。
よくある事ですが玄関のタイルが剥がれる事がありますね。
このケースはポーチに続く土間コンクリートの膨張伸縮と隙間に水が入って凍る事で氷が膨張してタイル部に大きな力を加えたと想像しました。
表面のタイルだけではなく下地のコンクリート迄割れています。
下地のコンクリートステップ部を作り直してタイルを貼りました。
土間コンクリートの伸縮や動きの影響を受けないように少し隙間を設けコンクリートと雨水の溜まりを解消しております。
幸い既存のタイルと同種同色のタイルがありましたので違和感なく仕上げる事ができました。
タイルが剥がれる原因として施工に問題がある場合と製品自体に問題がある場合が多いのですが根本的に下地のコンクリートと表面のタイルでは材質が異なりますので異種の物であれば熱による膨張伸縮は異なると思います。従って接着剤やモルタルで異種の物を貼っているわけですからどこかにひずみが生まれる筈です。
現在では殆どのタイルは全面接着剤塗布によって貼られておりますが古くは砂とセメントを半空練り状態(通称バサモル)で中塗り下地を作りそこにセメントを水で溶いた物を流しタイルを貼っていました。
つまりタイルの下には隙間のあるモルタル層がありました。
タイル自体は水を通しませんし目地材も水を通しませんのでタイル下に水が入り凍結で膨張し剥がれる事は無いはずですが目地にちょっとでも隙間やヒビが入るとそこから毛細管現象で水は侵入します。
また、タイルは土を高温で焼いた物です、表面に釉がある事で内部に水は侵入できませんが切断面は釉が無いため水は染みます。
玄関ポーチの上に花鉢などを置き毎日水遣り等で濡れた状態にしておく事は得策ではありません。
鉢皿等を置いてタイルは乾燥状態に保つことが得策と思います。
冬の積雪等も速やかに撤去して雪解け水の侵入を軽減する事も当地では必要なのかもしれませんね。
レンガも最近は殆ど使われませんが土を焼き固めて表面には何もしてありませんので内部に水が染み込みその水が凍って膨張しレンガ自体を破壊する事が多いです。塀の笠木にレンガを設定していると多くの場合笠木は浮いて乗って居る状態です、そんな塀をお持ちでしたら一度ご確認を、安全の為にも点検してみて下さい。
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